今回は過去チャートを使ってチャート問題をやっていきたいと思います。こちらは2015年ソニーグループのチャートになりますが、ここから買うべきか見送るべきかを考えていきたいと思います。もちろん、実際に買う際には業績や市場動向を見て総合的に判断が必要ですが、今回はテクニカルだけを見たときにどう分析してどう考えるかをやっていきたいと思います。

ソニーグループのチャートを見てみると、だいぶ上げてきています。6カ月間以上上昇している状態です。ここから買うかどうか、まずはテクニカル的にどう分析するかを見ていきたいと思います。

まずは長期トレンドを見てみると、移動平均線を見ても元気よく上がっている状態です。大きな波としては、第2波目の上昇が終わったところです。中期トレンドはどうかというと、上がってきて横ばい、ちょっと上向いているところで、まあ中立状態です。

長期間上昇してきていますが、日柄的には横ばい期間があり、ある程度調整は進んでいると想定されます。売り圧力が一定程度軽減されているということです。要は、上昇してきたときに下げ圧力というのは、下で買った人が利益確定するところです。利益確定するとそれが売りにつながりますので、そういう人たちが抜けていくとだんだん上値が軽くなるため、調整期間が必要になってきます。

ローソク足を見てみると、上値を切り下げている一方で下値も切り上げている、いわゆる三角保ち合いを形成しているところです。直近高値を下回っていないところです。直近では長期戦に当たって反発して短期移動平均線を超えている局面です。

ここでどう考えるか。買っていくかどうか。出来高を伴って上がってくれると嬉しいですが、そこまで出来高は伴っていない状態です。これを見て、だいぶ上がってきたのでそろそろ下落するのではと感じがちですが、テクニカルだけで見ても、そろそろ下げるかというとそうでもないかなと。まだ上げ途中である可能性もありますし、ある程度上がって天井を形成しているようにも見えます。

どちらかというと長期トレンドは元気な上昇なので、上昇してきて三角保ち合いを形成して上抜けするという教科書的なパターンになる可能性もあります。なので、どちらかというと上目線局面です。実際に買う場合はソニーのファンダメンタルがどうか、業績がどうか、市場環境もあります。テクニカルだけで見た場合、今の分析状況を踏まえると上目線要素が多いです。

長期戦に当たって一旦反発してきたところ、こういうところへ打診買いを入れて、反発していくことを想定して打診買いを入れ、三角保ち合いラインを越えていくか、さらに上値を抜けていくかを見て買いを追加する。そういう局面ではないかと思います。

実際にはその後どうなったかというと、大きな陽線が出来高も伴って上がってきました。高値圏でもみあっていますが、抜けてきてさらに上がっていきました。先ほど言っていた場面はここでした。ここから大きな上昇が取れたのではないかと思います。

チャートマジックがありますが、上昇してきたところを見ると天井圏に見えちゃうところがあります。それはチャートが表現いっぱい表示しているので、これ以上上がらないんじゃないかという錯覚が起きてしまうからです。でも実際に上がってみれば全然天井じゃないと見えます。それは後から見えているからそう見えるだけです。その時点で上昇途中かどうかはわからないですが、だいぶ上がってきて天井ぽく見えてしまいます。それはチャート表示の問題もあります。

逆にチャートをこんな感じにして表示すると、まだまだ上がりそうじゃんという風に見えます。過去のチャートを見て分析して考えるというのも結構役に立ちます。是非ともやっていただければと思います。

こういったチャート問題については、こちらの書籍『ズボラ株本』にもチャート分析演習ドリル16問を用意しています。問題形式になっていて、知識を得ることができますが、知識だけでは身に付きません。この本は知識だけではなく、実戦で考えてみることで知識が技術に代わっていくことを目的としています。是非とも書籍もチェックしていただければと思います。

今回は新たなキャンペーンを準備しました。通常の本購入キャンペーンではオリジナルインジケーターや補足解説動画をプレゼントしていますが、今回新たに書店応援キャンペーンを追加しました。新しい『ズボラ株本』を書店で購入していただくと特典を用意しました。

まず特典の一つ目は、短期売買ドリル16問の解説動画です。こちらはスペースの問題で解説が少ないので、しっかりわかりやすく解説した動画です。もう一つの特典は、短期売買ドリルの追加問題と解説動画です。何回も繰り返し見ることで頭に入ってきます。動画とセットで学習していただければと思います。

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書店在庫の確認や購入方法についても説明していますので、参考にしてください。時間がない方や近くに本屋がない方は、本屋さんが運営しているウェブストアでも購入可能です。全国書店ネットワーク『e-hon』なども利用できます。

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関連する質問と回答

本当にテクニカル分析だけで株を買って大丈夫ですか?

いいえ、テクニカル分析だけで株を買うのは危険です。ファンダメンタルズ分析も含めて総合的に判断することが重要です。

書店応援キャンペーンの特典はどのように申請すればよいですか?

書店で購入したレシートを写真で撮り、指定されたページから申請してください。

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